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『身軽に暮らす もの・家・仕事、40代からの整理術』
技術評論社 COMODOシリーズ  (Click!) 


ー身軽でいれば、いつでも新しいことがはじめられる!ー


40代に入り、ふと立ち止まった時、いまの自分を少し見直してみたくなり、
これから先の生きかた、暮らしかたのヒントが欲しくなって、
常日頃から「かっこいいなあ」と憧れていた方々に取材をお願いしました。

帰郷、リフォーム、独立、同居、生活リズムの変化、社会参加のかたち……。

***1章では、みなさんの、もの、家、仕事、年代ごとの移り変わりについて、
   お話をうかがっています。

   吉本由美さん(エッセイスト)
   山中とみこさん(服飾作家・CHICU+CHICU 5/31主宰)
   大久保紀一郎さん・美津子さん(アンチヘブリンガン店主)
   内藤三重子さん(イラストレーター・HAND & SOUL店主)
   山崎陽子さん(フリーランス編集者)
   枝元なほみさん(料理家)

***2章では、「好きなものにかこまれた、自分らしい暮らし」のために、
   ものづき合いについて取り上げています。

   「たのしく持つ」
   「気持ち良く減らす」
   「人生の最期を考える」

この本の企画が立ち上がってすぐに、ひとり暮らしをしていた父が突然他界したこともあり
「最期を考える」というその時の自分の気持ちを、反映させる内容になりました。

自分は、精神的にはわりと身軽なほうだと思うのですが、物質的にはどうだろう?
なにより片づけがとても苦手です。でも、いまなら見直せるような気がしています。

ふだんの生活を味わう。
たのしいことやあたらしいことにパッと飛び乗る。
そんな風に暮らしていくためのヒントを集めた一冊です。

どうぞよろしくお願いします!

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こどもの日が近づいてきたので、飾りを出した。

兜は私が長男を出産したとき、産院にお見舞いにきた母が初孫に会えた気持ちの高ぶりのまま、その足でデパートに行き、購入してくれたもの。ポカポカした産院の、なんとも言えない幸せに包まれたあの時間とつながっている。

鯉のぼりは、取材先の方に教えてもらい、何年か前のアースデイで買った「クラフト工房ラ・まの」 (Click!) の型染め鯉のぼり。何染めだったかなあ。自然な色合いが気に入っている。毎年買い足せたらと思いつつ、まだ2匹だけ。来年こそは増やしたいし、飾り方ももう少し考えなくては。

去年は出さずに終わってしまったんだ。行事にマメではないとはいえ、このふたつの飾りにはそれなりに思い入れがある。子どもたちがわが家にいるうちーーと考えると、出番はそう何度もあるものではないのにね。
子どもが小さい頃は、ネットを通してのママ友とのつきあいに、とっても励まされた。オンラインだけでなく、オフでもたびたび顔を合わせたみんなとは、同じ時間を共有したかけがえのない仲間だと大切に思っている。私が三男を授かり、生んで、育てて、見送ったときにも、みんなはずっと私たち家族に寄り添ってくれた。そのことは生涯忘れられないだろう。子どもが大きくなって、会うことは少なくなったけれど、SNSを通してみんなの様子を知るのが自然な距離だった。

その仲間のひとりが突然天に召されて、無力感に打ちのめされている。つい数日前まで彼女の書き込みがSNSの画面に現れるのが日常だったのに、その日から彼女は無言になった。もう二度と、彼女の言葉を読むことはできないし、私の書き込みに反応してもらえることもない。会うこともできない。彼女の高くて元気な声を、ずっと思い出している。何度も涙が出て、そしてどうすることもできない。病気を知ったときに声をかけたかったけれど、言葉を選びすぎてしまった。私なんかが何も言えないと遠慮してしまった。もう二度と、私の言葉は彼女に届かなくなった。どうしてすぐに伝えなかったんだろうと悔やんでも悔やみきれない。

でも、私の気持ちなんていいのだ。Nちゃん自身のことを思いたい。いつも好奇心いっぱいで、行動的で、楽しそうだった。ちょっぴり毒舌で辛口で、むちゃくちゃ純粋な正義感を持っていた。長男に手を焼き、次男を猫かわいがりしている様子はわが家と似ているってずっと共感していたよ。長男くんの将来の夢を読んでNちゃんが泣いていたとき、私も画面のこっちでその日記を読みながら泣いていたんだ。かわいいかわいい息子くんたちが、これからもずっとNちゃんの愛に包まれて育っていくことを、陰ながらお祈りしています。いままでほんとうにありがとう。私もいずれはそっちに行くから待っててね。
春休み中のミッション、長男の持ち物片づけ祭りがようやく終わった!

まずは小学校時代のものをいる、いらないに振り分けるところからスタート。新生活への切り替えの時期は、いらない物の決断がしやすいのが助かる。捨てられなかったちびえんぴつ、使いかけでぼろぼろになっていたメモ帳なども、思い切ってさよならしてもらった。

物が減ったところで、見通しが良くて出し入れしやすい収納を目指し、置き場所の徹底をはかる。年末にある程度片づけておいたおかげで、途方に暮れることはなくわりと順調に進んだ。

机周りは新しい教科書をしまう場所を確保し、はじめたばかりの進研ゼミにも専用引き出しを割り当てる。

いつも“めちゃかけ”状態になっていたポールハンガーには、よく使う帽子とかばんだけを少しだけかけるように。

制服は部屋の入口(扉の裏)にかけることにして、タンスの引き出しをひとつ空けて制服体操着周りの収納にあてた。

母に似て、片づけ苦手な長男。これでどうにかがんばってくれるといいなあ。

はじめるまで、むちゃくちゃ億劫だったけど、やってみたらすっきり気持ちがいい。片づけの神様、どうかしばらくわが家に居てください。
8時をだいぶまわって朝食会場に行くと、カメラマンさんがすでに食事をとっていた。きけば朝5時に起きて朝風呂に入り、熊本城のあたりを散歩していたという。しまった……。わたしもそうやって朝時間を満喫すればよかった。旅上手なカメラマンさん。一緒にいるとこちらもたのしい。

9時半にチェックアウトし、10時に取材先に入る。撮影は順調に進み、ランチをとる時間もあった。今号のクウネルに出ていた会楽園に連れて行ってもらい、熊本名物の太平燕(タイピーエン)を食べる。今回の出張は食べものにとてもついている。酢豚も油林鶏も衣がさくさくでおいしかった。

ついているのは食べものだけでなく、この取材者の方に出会えたことは、わたしの人生の宝物になると思った。心が動かされるとともに、それを原稿にまとめるんだと考えると気がきゅーっと引き締まる。撮影を終えて肩の荷がおりているカメラマンさんの横で、どんどん緊張が深まっていくのはいつものことだが、今回はその対比がいつもに増して大きい。

さて、全仕事が終了しても、飛行機の時間までちょっとあるので熊本の中心地までもどった。奈良さんの絵を観に美術館に行くか、熊本城に行くか迷って、熊本城を選ぶ。昨日今日、道路から見上げていた天守閣のてっぺんにのぼり、自分たちが居たあたりの景色を確かめるように見下ろした。

レンタカーを返し、空港について、おそらく編集者の念願だったろう(熊本到着の段階から、ことあるごとに情報をチェックしていた)熊本ラーメンを食べようとするも、空港内の店舗がリニューアル工事中。残念だけど、食は十分すぎるほどにたのしんだからね、とあきらめる。きっとまた今度。
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