ふとやる気がわいて、近所にオープンしたばかりのコインランドリーに家族分のシーツを持ち込む。店内はピカピカだし、マシンも最新式! 洗濯ぐらいは家ですませようかと思ったけれど、お湯が出ると知って「お金払うだけの価値あるわ〜」とイイワケしながら、容量7キロの洗濯機を2台占領して、4人分のシーツを一気に洗った。所要時間は30分と家で洗うより断然速い。

満足しつつ、今度は乾燥機の前に立ってたどたどしく100円硬貨を投入していると、隣りにいたおばさまがその様子をうんうんうなずきながら見守っていた。3枚の硬貨がカシャンと落ちたあたりで「それぐらいでもう乾いちゃうから!」と制止の声が。

「ええっ? すごいいっぱいのシーツなんですけど、30分で乾くんですか?」

私の過去のランドリー経験値から言うと1時間以上はかかりそうなイメージだが、「うん、カラッと乾いちゃうのよ」というおばさまの返事が自信に満ちていたので、1000円札を両替してぜんぶ入れる気マンマンだった残りの700円を財布にしまいお礼を言う。おばさまは安心した様子で、店内にもうひとりいた作業服姿の男性にも「こんにちは!」と元気に声をかけながら帰っていった。男性もこんにちは!とペコペコ頭を下げている。

30分後、たくさんのシーツはほんとうにカラリと乾いていた!
こんな有効な300円の使い道があるだろうか!?

コインランドリーの進化のおかげで、家事のなかでも荷が重かったシーツ洗いに光明が差した。もうあの狭いベランダで表裏をひっくり返しながら干したり、今日は長男明日は次男と晴れ間を気にしながら何日間にわたってやる気をキープしたり、しなくてもいいのだ。