仕事が一歩進むごとに、心配事がひとつ消える。
進んでる、進んでると、自分に言いきかせながら山を登っている。

それにしてもなあ。
どうしてこんなに文章書くのに時間がかかるのだろうか。
これこそが本職なのに。

毎年思う。コドモラの夏休みは休みたい。
私にそっくりな長男の宿題の進行をはらはら&イライラで見守り(見張り)ながら、自分の締め切りと向き合うのは相当しんどい。

いつかこの仕事を手放す時がくるのかもしれない。しかし、その時は見張るべき子どもも手元にはいないのか。

そんなことを考えながら、次号の連載(大人の転機図)の原稿を書いていた。ひとりになった時の自分の毎日に何が残るのか……。
週末、徹夜で最後の原稿を書き上げ、デザイナーさんに送ってすぐに身支度をし、家族で夏の一泊旅行へ、な、なんとか無事行けた……。

車内で仮眠しただけで、ホテル三日月のプールに入るっていうのは過酷。でも、ひとまずここにたどり着いたという安堵感と、コドモラがにこにこしているだけで幸せを感じちゃうという妙なテンションと。旅行中って、父と母の機嫌がすこぶるいいから、コドモラものびのびしてる。

しかし、さすがに芋洗い状態のプールに長時間はつき合いきれず、ひとり離脱して大浴場へ。マッサージを受けながらチェックインを待つものの、うっかり寝てしまい、せっかくのアロマなのにともったない気持ちになる。

翌日は木更津のアウトレットを攻めるも、欲しい服がちっとも見つからず。募らせた物欲を抑えることができず、夕方帰宅した足で原宿の好きな店に向かう。いい買い物ができて満足し、夜、家族が寝静まった後に仕事を再開。

ひと晩、家をあけただけで、気持ちはすっかり切り替わっている。
山越えまでもうひとがんばりだ。
9月売り書籍の再校を戻し、10月売り書籍の入稿を終えた。

もしかして、ちょっと山越えたかも!?

最後、10月売りの校正がまだまだ残っているけれど、久々に抱えてる原稿ゼロ状態!

心置きなくお酒が飲めると、6月に漬けた梅酒を味見する。

そういえば先週、10月売りが佳境の中で、8月に無事発売になった担当書籍の出版記念イベントがあった。今年に入って2度、大分に渡り、じっくり取材して作らせていただいた一冊。
工房の方々、ご協力いただいたお客さま、スタッフのみなさんと顔をあわせてお祝いができて、ああ、終わったんだ!という気分にヒシヒシとひたった。
打ち上げでは、残念ながらお酒が飲めなかった。その時も睡眠2時間弱だったので、飲むと眠ってしまいそうだったから。それに締め切りがせまっていると、心配でお酒が飲めない。

今日の梅酒をあけながら、先週はしらふでしていた乾杯を、心の中でする。

そちらの書籍は、書店さんでの流通は少ないので、注文発送のスタイルをとっています。刺し子や裂き織りが好きな方々に手にとっていただけたらうれしいです。よろしくお願いいたします。
『手仕事の服  縫う、織る、重ねるーー工房のむらの力と技』 (Click!)